畑恵のブログです
(前略)
疑義を持たれているような政策決定の結果、税金の無駄遣いがあったのかなかったのか、税金を支払っている国民に対し損害が与えられたのか否かの、その一点であると私は思います。
たとえ超右翼教育を施す小学校に、積算根拠を示す公的データも保存しないまま8億円値引きして土地が払い下げられ、異例の超特急で認可が与えられたとしても、たとえ長年新設が見送られていた獣医学部が、たった2ヶ月の急展開で突如設置が認められ、そこに36億円もの土地が市から無償譲渡されたとしても、たとえその主たる受益者が総理やその夫人に近しい人物だとしても、その結果が税金の負担者である国民の利益になるのであれば、それはそれで良い政策決定であったと思います。
しかし、沢山の税金を投入してやってみたらダメでした…では困るので、民主主義の世の中では、政策決定に至るプロセスで様々な審査や手続きを経て、数多くの人々から客観的な評価を受け、公明正大に物事を決めるのが良しとされている訳です。
そうした手続きやプロセスを、今回のモリ・カケ問題のように吹っ飛ばすと、なぜ私たちの支払った巨額の税金が使われるというのに、通常の手続きが何段階も割愛されたのか?とか、なぜ政策決定の根拠となったデータなどの情報を政府は示せないのか?などと、一般国民はとても不思議に思います。
そこにもって、「事務次官」という社会的信頼性が高いとされる役職についこの間まで就いていた人物までもが、政策決定に対し官邸からの圧力があったと公言してしまったら、なけなしの給与から血税を国や地方自治体に託している一般市民としては、とても不安になってきます。
私はかつて国会議員として6年間、永田町で仕事をしました。
(後略)
http://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12280774434.html
ブログランキングに参加しています。良かったら応援して下さい…
ただいまコメントを受けつけておりません。