畑恵のブログです
(前略)
自己と対峙し、人間存在や人生の意味について深く掘り下げるような機会や時間的・精神的余裕が、ネット社会となり圧倒的に不足しているように思われます。 残念ながら、従来の学校教育は、こうした状況に対応し切れていない。
もともと論理的に自己主張したり、独創的な発想や創造をすることが不得手だった国民性が、ネットによる同調圧力により更に強化されている。そんな状況の中、日本の子どもたちはグローバル化やAI(人工知能)がさらに進展する近未来を、本当に生き抜いていけるのか。
従来型の学校教育だけを受けて大人になった日本の子どもたちは、未曽有の財政赤字の中で超・少子高齢化を迎える日本の未来や、地球温暖化や難民問題、テロやポピュリズムといった難題に立ち向かう世界の未来を、本当に切り拓いて行けるのか。
近未来に待ち受ける数々の課題を解決し、困難を乗り越えて、自分たちの未来を自分たちで切り拓いて行くための力、「未来開拓力」を養成する新たな教育機関を作らなければ。
そんな切迫した思いから誕生したのが、「アカデミア・ラボ」でした。
未来を拓くには、主に次の3つのステップと力が必要です。 まずは、学習した知識をツールとして社会や世界について考察することで、課題を見つけ出す力(課題設定力)。
さらにそれぞれの課題について思考をめぐらし、自分なりの発想力を持って各課題の解決策を導き出す力(課題解決力)。
さらに、その解決策を実行に移し、実現して行く力(行動力、実行力、実現力)。
ただ、実現のためには他者とのコミュニケーションが欠かせません(コミュニケーション力)。自分の考えや発想を論理的あるいは可視化して他者に伝える力や、多くの人たちから理解され協力してもらえる力(統率力、リーダーシップ)がなければ、どんなに的を射た解決策も、“絵に描いた餅”で終わってしまいます。
アカデミア・ラボでは、こうした未来を切り拓いてゆくために必要な様々な力=「未来開拓力」を身につけるため、ディスカッションやプレゼンテーションをはじめとしたアクティブ・ラーニングを中心に、各分野の専門家を外部講師に迎え、社会に開かれた学びを実践していきます。
さて、話をゼミに戻しますと、現在のゼミ生は13名。 3名の帰国子女を含む彼らは、既に未来開拓力を一定以上備えた精鋭揃い。全員高校1年生から選抜されています。
(後略)
http://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12297378738.html
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