畑恵のブログです
深まるばかりの日中関係の溝。
それを埋めようとするどころか、火に油を注ぐが如く、「非はすべて相手にある、日本は毅然としていればいい」と威勢のいい言葉で論い、言ってやったぞとばかりにしたり顔のおじさんコメンテーターのなんと多いことか。
またそうしたコメントを良しとする情報・報道番組のなんと多いことか。
毅然とした態度をとることと、相手の尊厳をいたずらに傷つけることとは、天と地ほども違う。
彼らは一体何を目的として、このような発言や報道を繰り返すのか?
両国の分断を決定的なものにして、日本の経済や暮らしを疲弊させ、一日も早く戦争への道を開こうとでもいうのか?
以前からタカ派だったならいざ知らず、ついこの間までややリベラルな良識派といったスタンスだった人や報道機関までもが、内閣支持率が高く、批判すれば政権やネット右翼を敵に回すからと、手のひらを返すようにその主張を変化させる、その信念や品性の無さに唖然とする。
ただ、こんな嘆きをいくら書き記してもお見苦しいだけなので、今日は一編の漢詩をご紹介しよう。
中国盛唐の詩人、杜甫の七言絶句『貧交行』。
1500年前に生きた杜甫も同じことを嘆き、つまり1500年前から人の世なんて所詮こんなものなのだと教えられる一編。
翻手作雲覆手雨
紛紛輕薄何須數
君不見管鮑貧時交
此道今人棄如土
〈読み下し文〉
手を翻せば雲と作り 手を覆せば雨
紛紛たる軽薄 何ぞ数うるを須いん
君見ずや 管鮑 貧時の交わりを
此の道 今人 棄つること土の如し
〈意味〉
手の平を上に向ければ雲となり、
手の平らを下に向ければたちまち
雨。
世の中には軽薄な人たちが
いっぱい溢れていて、それを
いちいち数え上げて何になる
だろう。
見たまえ、かの管仲と鮑叔が
まだ貧しかった時の友情を。
彼らのような友情を、今の人たち
は、まるで土くれのように捨て
去ってしまっている。
(後略)
〈出典・参考文献〉
【心に響く漢詩】杜甫「貧交行」~古今得難い良き友、真の理解者
https://note.com/kanshikanbun/
※全文はこちらをご覧ください。
https://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12948854521.html
赤坂御苑での園遊会にはこれまで何回となく伺っていますが、このような写真が撮影されたのは初めてでした。
10月28日、この日はたしかにエポックメイキングな一日でした。
午前中には来日中の米国トランプ大統領と高市総理との首脳会談が行われ、午後には日本に配備された初の原子力空母であるジョージ・ワシントン号を、総理がトランプ大統領に招かれて訪問。
米兵たちからの歓声や拍手に応え、拳を突き上げ満面の笑顔でジャンプする高市総理、そうした総理を抱き寄せ何度も手を握るトランプ大統領の姿は、幾度となくテレビ画面から流れ続けました。
そして総理は、トランプ大統領を次期ノーベル平和賞に推薦すると発表。
その翌日にトランプ大統領は、1992年以降行って来なかった核実験を指示。
私にとっては驚天動地とも言えるこの一連の出来事ですが、日本の報道機関はごく僅かの例外を除き、とにかく大成功の首脳外交と一斉に賛辞を送りました。
さらに多くの報道機関は、高市総理のバッグやボールペンなどの愛用品を真似たいと買い求める「サナ活」がブームになっていると特集まで組んで紹介。
その一方で、核実験を指示し、日本人が所長を務める国際刑事裁判所(ICC)に制裁を与える大統領令に署名し、居住しているパレスチナ人は移住させてガザを「中東のリビエラ」にする構想を掲げ、そのためにそれまで400ヶ所あったガザの食料配給所をたった4ヶ所に削減して、ガザ市民を危機的な飢餓状態に追い込んだ首謀者であるトランプ大統領を、ノーベル平和賞に推薦する是非について検証しようとする報道は、ほとんど見られませんでした。
また高市政権で爆走するように進行する、外国人政策や労働時間規制緩和政策、特に安全保障関連3文書の前倒し改訂について、批判的思考に基づいて実証的に検討する報道番組は、地上波ではほぼ見られませんでした。
その結果、遂に内閣支持率はTBSの調査で82%を記録しました。
(後略)
※全文はこちらをご覧ください。
https://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12943910325.html
(前略)
「あなたが幸せになるために」
卒業を迎えられた皆さん、誠におめでとうございます。保護者の皆様にも心からお慶び申し上げます。
私は、卒業生も在校生もすべての「作新民」に幸せになってもらいたいと思い、教育という仕事を続けて来ました。
だから今、敢えて断言します。
他者を心ない言葉で罵る者、民族や宗教、性別や障害の有無などで差別する者の声に従わないで下さい。
他者の生活や領土や尊厳を、軍事力や経済力で威嚇して脅かす者に屈しないで下さい。
真実を覆い隠し自分に都合の良い情報だけを拡散させるため、ファクトチェック(事実確認)を軽んじる者や、閲覧数を増やすため偽情報を拡散させる者を許さないで下さい。
自分たちだけの幸せ、目先の勝利だけにこだわり、広く遠く自分たちと必ずつながっている数多くの人々の暮らしや、地球環境や、未来のことを考えない者たちに流されないで下さい。
なぜ屈してはいけないのか、なぜ許してはいけないのか。
それは、他者や未来のことに思いをめぐらせず心を寄り添わせないで、今だけ自分だけの幸せばかりを追いかけ行動していたら、いつの日か必ずあなた自身が不幸になるからです。
他者を慮ること、それは未来の自分を想うこと。それを人は「愛」と呼び、愛なくして人は幸せになることはできません。
他者も自らも欺くことなく、愚直に普遍の真理に従うこと。それを人は「誠」と呼び、誠なくしてこの世の安寧も繁栄もありえません。
そうしたことを人類は、これまでの長い歴史の中で数えきれないほどの過ちを繰り返し積み重ねながら、学んで来ました。
にもかかわらず、今、人類はまたもや大きな過ちを犯しかねない崖っぷちに立たされています。
こうした話を政治にかかわる話だからと、日本では人前で話さない、特に学校では取り上げない傾向が強いですが、それは大きな誤りです。なぜならこうした問題は政治の話ではなく、「人間性」そのものに関わる問題だからです。
「人間性」を保てない者はもはや人ではなく、どんなに権力や経済力を振りかざし目の前の競争に勝利したところで、人類を幸福に導くことは決してありません。
どうか他者の心を平気で傷つけ、平穏な生活を破壊する暴力的な指導者や経営者やインフルエンサーの声に惑わされないで下さい。
目を見張るような刺激的な情報ではなく、事実確認ができた真実や科学的真理に基づく情報に耳を傾けて下さい。
これまでも、これからも、そして今この瞬間も、たしかに世の中は虚偽や欺瞞に満ちていて、何が真実で何が正解なのか分からないことは山ほどあるでしょう。
でもだからこそ私は皆さんに、何が真実で何が正解なのか真剣に悩んで欲しい。
フォロワーの多い誰かに判断を委ねるのではなく、あなた自身の頭と心をフル回転させて、常に悩み続けて欲しいのです。
なぜなら、あなたを幸せに導けるのは、本当はあなた自身だけだから。
どうか自分の心に蓋をしたまま、人気や権威ある誰かに判断を任せ切りにせず、深く考え続けて下さい。
皆さんの人生が愛に満ちたものとなることを心から祈っています。
※前文はこちらをご覧ください。
https://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12888901599.html