畑恵のブログです
(前略)
遠く金沢から駆けつけてくれたのは、今春、金沢大学医学部医学科に入学した早乙女乃愛さん。
彼女は高校時代から、生徒会長をつとめるほど活発で利発な生徒で、修学旅行中にiPS研究所を訪問し山中伸弥先生から特別講義を受けたのがきっかけで、世界的な大発見ができるような研究医となることを志し、猛勉強。
見事、超難関の国立大学医学部に入学し、研究と臨床を両立して行うphysician-scientistへの道をスタートしました。
医学部ではない通常の学部でも入学したての時期は、授業はもちろんカリキュラムを組むための事務手続きなどで緊張と多忙の毎日でしょうに、引っ越したばかりの金沢から東京まで飛んで来るとは、その意志の強さとガッツには脱帽しました。
おっとりしている反面、物怖じしない性格で、梶田先生ともしっかり言葉を交わしていました。
忙しい仕事を縫って、駆けつけてくれたもう一人の卒業生は、経産官僚の新藤弘章君。
入省6年目の彼は、大学時代からの希望を叶え、今秋、経産省から出向という形でハーバード大学に留学します。
正しくは、ハーバード大学大学院のデザイン・エンジニアリング専攻で、途上国の爆発的な人口増加に伴う食糧問題や少子高齢化の中で増え続ける先進国の医療コストのような、旧来の枠組みでは対処できない社会的課題を解決できるリーダーを養成するため、ハーバード大学が2016年に新設した修士課程だそうです。
大学時代から、母子手帳の配布やストリートチルドレンへの教育などボランティア活動のため途上国に足を運んでいた彼には、ぴったりの留学先だと思います。
昨今の永田町・霞が関が志向する政策を概観すると、全般に中長期的視点や国家としてのビジョンおよび戦略が不足している感が否めませんが、新藤君には是非この留学を糧にして、大局的な物の見方や考え方のできる官僚へと成長してもらいたいと願っています。
これまでの25年間を振り返れば、山、坂、そして怒涛の毎日ではありましたが、曲がりなりにもなんとかこうして節目の日を迎えられましたのも、多くの心ある人たちと出会うことができ、そうした方々に支えていただけたからこそと、本当に有り難く思っています。
締めくくりに、梶田先生とこの会を運営してくれたスタッフ全員で記念の一枚を。
「ビジョンがない日本に、令和にこそビジョンを!」という見果てぬ「ビジョン」を掲げ、当会もさらにギアを上げ奮起して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
全文はこちらをご覧ください。
https://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12463365221.html
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