(前略)
天満宮では、道真公と御縁の深い「牛」が“神使”と定められており、丑年である本年早々に開花した御神木は、いつにも増して格別な輝きを放っています。
折しも、本校の高等学校では今日、明日と入学試験が実施されます。
受験生の皆さんを見守るかのように、正門の傍で凛と咲く寒紅梅。
栃木県内でも感染者数が急増する中、何としても安心・安全に受験生をお迎えしなければと、緊張が頂点に達していた学院一同でありましたが、その気高く健気な姿に心底から励まされ、明日へと立ち向かう力を与えられました。
寒紅梅の「かんこう」は、道真公の別称「菅公」に掛かっており、3年前の夏に京都から本学へお移りいただいた当初から只ならぬオーラを放ち、これまでも文武両道で数々の吉報を学院にもたらしてくれました。
厳しい冬に耐えてこそ、花咲く春はやって来るという自然の摂理を、可憐な一輪によって静かに教えてくれる寒紅梅。
(後略)
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