(前略)
まぁ、私の話が単に下手でつまらなかったのだろうと思いますし、目の前の生徒たちが心の中で本当に何を感じ、頭の中で何を考えているのかなど推し量りようもないわけですが・・・
ただ、真の意味での「志」を立てられる人間を育てようとするならば、教育現場ではやるべきことがある。それは子どもたちの柔らかく真っ直ぐな心や鋭い感性が、常識の枠や先入観にひち曲げられ、やがて摩滅し固まってしまう前に、「本当の自分」と向き合えるよう指導すること。
そして、自己を深く掘り下げる習慣をつけさせ、精神の自由をいつまでも保てるよう導くことだと、私は思うのです。